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2009.05.25 地盤調査

本日はK様邸の地盤調査を行いましたので、地盤調査のあれこれを説明させてもらいます。

まず、地盤調査がなぜ必要なのか?
それは、どんな丈夫な家を作っても、地盤が悪いと家が傾いて壁にヒビが入ったり、戸が開かなくなったり、床をビー玉が転がるようになったりします。

次にどんな調査法があるかを見てもらうことにしましょう。

�@スウェーデン式サウンディング試験


スウェーデン式サウンディング試験は、地表面から深度10mまでの土の硬軟、締まり具合などを判別するための抵抗値を求める試験です。戸建住宅など小規模建築物を建設する際の地盤調査に広く使われており、当社でも地盤調査方法として標準採用している試験です。
作業・記録全てを手で行う手動式、作業のみ機械で行う半自動式、全て機械で行う自動式などがあります。

メリット
・試験方法が比較的簡便である。
・試験結果をN値に換算できる。
・深度毎に連続してデータがとれる。
・調査費用が安い。

デメリット
・土が採取できないため、詳しい地層の確認はできない。
・れき・ガラ等があると貫入が困難になる場合がある。


�A標準貫入試験

ボーリングにより孔(穴)を掘るのと並行して、一般に深度1.0mごとに実施する試験方法。
ロッド(鉄管)の先にサンプラー(土の採取器)を付け、63.5kgのハンマー(おもり)を75cmの高さから自由落下させ、サンプラーが30cm貫入するのに要した打撃回数(N値)を測定することで、土の貫入抵抗を求めることができます。また、それと同時に地層の土のサンプルを採取することができます。

メリット
・N値により、地盤の強度が分かる。
・地下水位の確認ができる。
・採取した土により、地層の確認ができる。

デメリット
・作業スペースが大きく(4m×5m程度)、費用も高額になる。
・打撃を要する試験のため、他の試験と比べて大きな作業音が発生する。


�Bオートマチックラムサウンディング試験

オートマチックラムサウンディング試験は、スウェーデンで開発され、1974年に日本に導入された試験方法です。試験は、専用ロッドの先に先端角90度、外径45mmのコーンを取り付け、自動連続貫入装置で貫入していき、貫入量20cmごとの打撃回数を測定します。さらに、決められた貫入量ごとにトルクを測定し、打撃回数の補正を行ってNd値とします。補正後のNd値は標準貫入試験のN値とほぼ同じであるといわれています。

メリット
・N値が30を超える地盤でも調査が可能。
・30m程度の深度まで調査が可能。
・標準貫入試験の試験結果との整合性が良く、ほぼ正確なN値が測定できる。
・標準貫入試験と比べると安価である。

デメリット
・機械式のため、比較的大がかりな試験である。
・打撃を要する試験のため、作業音が発生する。


�C表面波探査

建設予定地の表層が硬い層であった場合、スウェーデン式サウンディング試験の代わりに用いることのある調査法。
起震機により、地震波の一種である「表面波」を人工的に地盤に流し、センサーによって検出することで、表面波が地盤を通過する伝播速度で地盤の性状を調査します。

メリット
・スペースを取らずに調査が可能。
・地盤に穴を空けない、非破壊の試験である。
・標準貫入試験、オートマチックラムサウンディング試験と比べると調査費用が安い。

デメリット
・表層部が軟らかい地盤の場合、大きな起震機が必要になる。
・データ分析の難易度が高い。


以上の4種類が主な地盤調査の方法であり、建築予定の敷地の状態似合わせて試験を行います。



本日は「スウェーデン式サウンディング試験」を行ったのですが、私が行ったときはちょうど作業を終えたところでした。検査結果は大体聞いたのですが、正式な報告書を見て、地盤改良の有無を判断したいと思います。
そのときは、地盤改良編をお送りします。(社)

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